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本当に長い付き合いをしたい人とはLINEアカウントを交換するな

世界一やさしい LINE 最新版 (インプレスムック)

LINEはとても便利なツールですが、時に既読問題やグループ問題などで負担になる部分もあります。LINEをストレスなく便利で快適なツールとして活用するためにはどうしたらよいのでしょうか。

※この記事での『LINE』という表現は、「友だち登録されている相手とのやり取り」を指すものとして、「不特定多数に発信する機能」は含めないものとします。

 

LINEの用途は連絡ではなく会話にある

LINEで一番多い使い方はずばり『会話』ですよね。顔見知りの相手と手順を踏んで友だちとなり、会話(トーク)を楽しむというのが一般的な使い方であると認識しています。会話以外のやり取りももちろんありますが、頻度が一番高いのは文章の交換でしょう。当たり前ですが、SNSの本分は連絡よりもコミュニケーション、会話にあります。そしてLINEはTwitterなどと違い、多数の方がハンドルネームを使用しておきながら、実体はごくプライベートな相手との会話を繰り広げるツールであったりします。

今までこのようなプライベートの相手とコミュニケーションを取る方法は電子メールでした。昔はデコメ何かが流行っていましたが、LINEスタンプという機能が人気であるところを見ると、国民性は10年ちょっとではさほど変わっていないのでしょうね。可愛い絵文字を駆使し、1万字程度のメールを1時間半かけて作ってやり取りをしていた友人も中にはいました。当時の学生がそのメール作成に命を懸けていたなんてスマホ世代には恐らく見当もつかないでしょう。

そして電子メールが流行る前は携帯や自宅の電話でやり取りをしていました。今でこそ携帯電話の料金プランにカケ放題がありますが、昔はそうではありませんでした。電話料金だけで数万円取られる時代です。そして携帯電話を持ち合わせていない人は自宅の電話か公衆電話が主な連絡手段でした。放課後友達と別れる前に時間を決めて「夜の8時に電話するからね!ちゃんと電話とってね!」なんて約束をよくしたものです。そして長電話をして怒られたり…というのは、今の20代30代の方なら一度は経験があると思います。

また、ポケベルという物もありましたが、流行っていた当時、私は鼻を垂らしてつららをペロペロ舐めていた年頃なので多くは知りませんすみません。しかし、公衆電話?から相手のポケベルに発信するということは知っています。

 

こうして過去の通信手段を省みてみると、年代を経るごとに機能が洗練され、どんどん利便性が高くなっています。これがどういうことかというと、必要事項の『連絡のみ』に利用していた通信手段が『日常レベルの会話』が可能なレベルに達しており、その用途を担っているということです。昔の通信手段は不便でした。家電しかない時代は待ち合わせに遅れても相手にその旨を伝える手段がありませんでしたし、ポケベルを持っていても公衆電話を探さなくてはいけません(田舎に公衆電話はそんなにありませんでしたしね)。しかし今は基地局も通信量も増え、待ち合わせの変更も携帯電話一つでいつでも叶う時代になりました。携帯電話のメールでやり取りしていた時代より、現代のSNSはレスポンスの早さがより顕著になっています。

 

このようにより早くより便利に誰かと連絡が取れるようになると、他者と自己の時間の概念が曖昧になってきました。例えば家電(いえでん)で電話をしていた時代、『連絡』の必要があればすぐに電話をかけていましたが、『会話』を目的としていた場合は予め約束をしていました。つまり『待ち合わせ』をしていたんです。人と会う心の準備を予め行うことが出来ていました。

急な連絡をしなければならず突然お宅に訪問することはあっても、おしゃべりを目的としていきなり晩の夕食時に押し掛けるなんてことはまずありませんでしたよね。あったとしても大変気心の知れた間柄の人のみでしょう。さして仲良くもない会社の同僚がいきなり今日の愚痴をぶちまけに21時に訪問してくれば常識知らずとして追い返されたのではないでしょうか。それが、連絡手段がどんどん不便ではなく、誰でも簡易に行えるようになり、口を開く必要もなくなり、いつでも不自由なく自然に『会話』が出来る環境が作られてしまいました。

 

いつでも誰とでも会話が出来る『不自然』

この状況ははっきり言って異様です。考え方によっては、いつでも隣に家族も友人も同僚も知人も親戚もいるようなものです。これでは四六時中人と会っているのと変わりありません。LINEが普及してから『既読スルー』という言葉が広く浸透しましたが、これが表しているのはLINE利用者が目の前で会話している相手と同じ距離感で返事が返ってこないことに対して違和感を感じているということです。遠くに離れている人と会話が出来ないのはそもそも当たり前です。だからこそ家族の時間が作れたし、夕食時の一日の報告会が楽しかったのです。今ではファミレスで夕食を楽しむ家族も、それぞれ別の人間とLINEで会話を楽しむ時代になりました。

そしてこの『不自然さ』がLINEを利用するうえでのストレスを生み出していると私は考えます。本来は一人でくつろげるプライベートな時間に他者との会話を繰り広げ意見交換に花咲かせなければならないのが皆さんの現状でしょう。昔は待ち合わせの約束をし初めて行われていた談笑が、24時間いつでも自分も相手も望むタイミングで行えてしまう…これではいつまでたっても気が休まらず、ストレスは溜まる一方です。休日にいきなり知り合いにエンカウントするのが大嫌いな私は心構えもなくいきなり「ティローン♪」と来る通知音だけで胃痛がします。ストレス社会恐ろしい。

 

LINEの使い方を改めて考えてみる

そこで私が提案したいのは、いっそのことLINEアカウントを交換せず、電子メールやSMS(ショートメール)でやり取りを行うというものです。本当に身近な友人や家族以外で毎日会話を行う必要はあるでしょうか。本当に?一日中?寝起きに確認する必要がありますか?お風呂上りに確認する必要がありますか?寝る前に確認する必要がありますか?そんなことはない、と言い切れますか?

現状、会話できるレベルでの距離感をいきなりポケベルレベルに離すことは大変難しいことは皆さんが何よりお判りでしょうから、今後出会う人とは電子メール等の交換を行うようにし、むやみにLINEで『会話』を行わないようにするというのが得策かもしれません。LINEよりも少し不便なツールでのやり取りを提案できるのであれば電子メールでなくても構わないと思います。要は適切な距離感を保つためにいつでも安易に連絡が取れる手段にお互いの身を置かないことが大事なのです。メールも本当であればいつでも連絡が取れる手段なのですが、スマホ利用者の大半はgメールは利用してない(偏見)と思うので有効だと考えます。本来であれば、「既読ついても気にしない、相手の生活をまず尊重する」という人とLINEアカウントを交換できるのが一番収まりが良いのですけれどね。長い付き合いをしたい相手なら、不要のストレスが発生する状況を予め回避しておくことは、必要な努力であると思います。

また、今後のストレス軽減のために、LINEを使用するうえでの距離感を『文通レベル』に落とすことを心がけてはいかがでしょうか。例えばあなたに文通相手がいたとして、相手から手紙を受け取った時、読んだ流れですぐに返事を書けてしまいますか?何を書こうか返事を少し寝かせることもありますよね。既読というのはあくまでめんどくさくて返事を出し渋っているのではなく、相手へ気持ちよく文章を読んでもらうために時間をかけていると思えばよいのではないでしょうか。文通だと、すぐに返事が来ないのは当たり前だらだらとやり取りが行われないのが当たり前、です。みんながすぐこの距離感に馴染んでくれるとは思いませんが、お互いのために提案してみるのはありだと思いますよ。

 

今回のまとめ

やたら長くて何が言いたいのかよくわからなくなりましたが「会話アプリで会話を誰とでもする必要はないんですよー、それが出来そうになくて負担になりそうなら無理にアカウント交換する必要もないんですよー」というお話でした。あれ、2行で終わった。今までの3000文字の文章の必要性とは…

あと断っておきますと、私は何もLINEを批判したいわけではありません。アプリの恩恵を受け、LINEスタンプを30種類以上持ち合わせてる身で批判し始めるとか意味わかりません。そうではなく、自分がいま使用しているツールがどのようなもので、どのような結果を生むのか理解したうえで取り扱わなければ危険であるというお話がしたいのです。

こんなことは皆さん百も承知かもしれません。ですが、きちんと言語化し、他者への理解を求める形で文章にすることにより自分の中のモヤモヤとした違和感を具体的な形にして手元に置いておきたかったのです。

こう色々とまとめてみると、会社のメンツとLINEでやり取りを行うというのは相当なストレスなのでは…いや、今回はそこには触れないでおこう。それでは!