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【感想】漫画”トクサツガガガ”を読んでみて

トクサツガガガ(1) (ビッグコミックス)

今回は丹羽庭さんの漫画『トクサツガガガ』をご紹介します。

※ 本記事は若干のネタバレを含みます。

 

ざっくりあらすじ

一言で言うと隠れ特撮オタクOLの日常を描いたギャグマンガです。隠れオタクと言いつつ自己主張の強い主人公、仲村 叶(なかむら かの)が様々なオタク仲間(ドルオタ、アニオタ?)を着々と増やしつつ、時にオタバレのピンチに立ち向かい、時に特撮(男の子っぽい乱暴な作品)嫌いの母親に立ち向かっていく日常を綴ったコメディ。

詳細は以下をどうぞ。

spi-net.jp

 

感想

とにかく面白い!笑えるって意味でも作品としても面白いです!特撮オタク(以降、特オタ)の生態を眺めつつ、何かしらのオタクであればわかる『オタクあるある』を脚注に盛り込んだ作りが絶妙で、特オタでなくとも楽しめるストーリーになっています。主人公の仲村ちゃんがまぁすごいリアルなオタクっぷりで!ちょっとした言動が「あー言うわこういう言い回し」とひたすらに共感してしまうものばかりで、オタクはどいつもこいつも根っこが一緒なのだと実感せずにはいられません。

あと気が小さくてオタバレ対策に必死かと思いきや、仲間欲しさに電車で見かけたジョウショウワン(作中の特撮作品)グッズ持ちの女性に自分のグッズをチラつかせて仲間アピールしたり(オタ友を確保したり)、素質のありそうな同僚にさりげなく布教をし始めたり、『オタバレしたくはないけど仲間がいらないわけではない』というオタクの本音だだ漏れな生態(?)が凄く愉快です。作中ではその心理を『隠れキリシタン』と称しており、「まさしくそうかも!」と納得してしまうくらい例え方が凄く上手で、そんな所も魅力の一つです。

普段は擬態をしている仲村さんなので心の声(セリフ)が作品のベースになっているのですが、この表現がまた面白くって(笑)発想力ヤベェwwwと草を生やさずにはいられません。てかちょっとお前バカにしてるだろwwwという遠慮のなさっぷりもヒドくてヒドくて!

ただ、母親の毒親っぷりがスゴくリアルで見ててちょっとキツいときもあるんですが、それに特撮脳で立ち向かう様も見ものです。何でもかんでも特撮脳で解決していくのでここまで極めてるのは逆に天晴れと感心しました。

また、オタク漫画あるあるなのですが、趣味に特化したストーリー展開なので特撮の色んな世界が見られるのも楽しいです。デパートで見かけるキャラクターショーなんかの見方も大分変わりましたよ~!あれって確かこうなってるんだよねぇってちょっとドヤ顔で語りたくなってしまいます(笑)

 

この作品は濃ゆ~い大人がメインの話ではあるんですが、やはり子供向け作品が題材なこともあって、これまた個性豊かな子供達も登場します。その中でも『ダミアン』という少年が私は大好きで!もちろんこの子も特オタですよ。

この少年の一番の魅力は自分の気持ちを豊かな表現で文学的に表現するところです。小学生とは思えない大人びた発言は本当に感心させられますよ。この年で小学生に諭されるとは、、、いや、子供こそ物事の本質がわかっているのかもしれないな。そんな素敵な発言は作中で仲村ちゃんに『名言』と称されておりました。

でも仲村ちゃんの態度が「お前本当に名言だと思ってるのかよ???ww」と突っ込まざるを得なくて(笑)。そういうツッコミどころが満載なところも大好きなんですが(笑)

将来、特撮関係か作家にでもなるのかしら~と成長が楽しみなダミアン少年を私はこれからも応援していきます!(突然の宣言)

と、こんな魅力たっぷりな作品『トクサツガガガ』、皆さんにも是非ご一読いかがでしょうか!

 

今回のまとめ

今この記事を読んでいる方で、興味がわいた方、もし電車にご乗車中でしたら試し読みはご帰宅後をお勧めします。公共の場で読むとせっかくの爆笑ポイントも必死にこらえて大変もったいない事態になってしまいますから。帰宅後はもう世間のしがらみもスーツも全部脱ぎ捨てて全力で楽しんでください!それでは!

 

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